Digital Dentistry
デジタルデンティストリーとは?
当院では、歯科治療のデジテル化を推進しております。「デジタルデンティストリー」とは、コンピューターを使用した歯科治療のことです。
電話ひとつにおいても、たった20年前までは、普通のガラケーのみであったのが、今やスマートフォンの進化は目覚ましく、インターネットの普及、オンラインコミュニケーション、情報の共有など、当時は想像につかなかったことが起こっています。この「デジタル化」の波は現在歯科治療においても世界中で急速に開発、普及が進んでおります。
デジタル治療設備を積極的に導入することで、治療のせいヒューマンエラーのリスクを排除し、安全で高精度な医療サービスを標準提供できる体制を整えております。
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二次元から三次元へ、予測の診断から確実な診断へ。
安全性を高めるCT検査
CT画像は、従来のパノラマレントゲンが2次元で平面的あるのに対して、歯科用CTが3次元(3D)で立体的に画像をとらえることができます。これにより、2次元では捉えることができなっかた細かな部分を正確に診断することが可能となります。CT画像の診断により、経験と勘に頼ってきた部分の診断に客観性を加え、炎症原因や、神経の位置などの確定ができ、安全で効率的な治療を行えます。
インプラント治療を受けられる際の術前の検査、術中術後の確認、一般歯科治療での智歯(親知らず)の抜歯に際しての検査、歯根の破折などの炎症の原因確定、上顎洞炎・のう胞の診断を平面だけではなく、3次元を映し出し正確な検査を院内で行います。
収縮や変形など、誤差のない正確な型取り。
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高精度で美しい歯を作るデジタル印象
当院では、デジタルスキャナー(光学印象)による歯の型取りを行ないます。
これまで歯科治療で行われてきた歯の型取りは、粘土様材料を型取りトレーに盛り、それを歯に圧接して硬化させ、数分後に歯から撤去する一連の作業が必要でした。粘土様の印象材は不快感が強く、のどに流れ込んでしまい、誤って飲み込んでしまうという心配もありました。
しかし、デジタルスキャナーはそのような不快感も少なく、お子さんや嘔吐反射のある患者さんにも比較的負担の少ない方法です。 そして一番のメリットは精密・正確な型取りができることろにあります。従来の型取りのような変形や劣化などの誤差が極めて少ないため、正確なデータを得ることができ、より精度の高い歯を作り上げます。
データ上で歯をデザイン。自動で削り出します。
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短時間で適合性の高いCAD/CAMシステム
CAD/CAM(キャド/キャム)システムとは、コンピューターを使って修復物の設計から製作までを行うことをいいます。デジタルスキャン(光学印象)した口腔内は、コンピューター上に再現(デジタルデータ化)し、最終的に被せる「歯」をデザインします。設計された「歯」のデザインは、歯を削りだす装置CAD/CAMシステムに転送することで、自動的に患者様に装着される「歯」を削り出します。
加工機で行うことにより、製作者の技量に依存せず、美しく精度の高い被せ物を作成することが可能です。模型を作成する手間と時間が短縮できるので、ヒューマンエラーの心配も無く、短期間で適合性の高い「歯(冠)」を作ることが可能です。
インプラント治療でも活躍。
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手術シミュレーションとサージカルガイド
インプラントの手術においてはCT撮影により取得した患者様の神経や血管の走行、骨密度などの情報を元に、安全に手術を行うためのシミュレーションを行います。歯ぐきを切開しないと見えなかった骨の詳細な状況を手術前にコンピュータで分析し、さまざまな角度からリアルに再現できる技術です。
科学的なデータから術前のシミュレーションをすることにより手術の安全性を高め、患者さまの負担を減らすことができる最新の医療テクノロジーです。
そして、シミュレーションデータから患者様専用のサージカルガイドを製作します。サージカルガイドとは、インプラント手術を補助する装置です。
インプラントの埋入位置、角度、深さは患者様ごとに異なり、数ミリのずれが治療結果に大きく影響します。
しかし、このサージカルガイド使用することにより、シミュレーションで決めたインプラントの埋入位置、角度、深さがシミュレーション通りに再現できます。歯茎や顎の骨への侵襲も最小限に抑えることが期待できるため、治療期間の短縮にもつながり、患者さんの負担軽減となっています。
また、従来の手術のように歯茎を大きく切開する必要もなくなるため、非常に低侵襲な手術が可能です。