ホワイトニングの値段と効果の違い|自宅・歯医者・シート・歯磨き粉を徹底比較
- いまみや歯科医院スタッフ
- 8 分前
- 読了時間: 11分

白く輝く歯は、清潔感や第一印象を大きく左右します。
「ホワイトニング 値段」「ホワイトニング 自宅」「ホワイトニング 歯医者」などの検索が増えているように、歯の美しさに対する関心は年々高まっています。
しかし、ホワイトニングには種類が多く、値段や効果の差も大きいため、「どれが一番白くなる?」「高ければ良いの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホワイトニングの値段・効果・持続期間・安全性を徹底的に比較し、あなたに最適な方法を選ぶためのポイントを詳しく解説します。
1. 歯が着色する主な原因

歯の色は日々の生活習慣によって変化します。まずは、なぜ着色が起こるのかを知ることが予防の第一歩です。
飲食物による着色
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色素(ポリフェノールやターメリック等)が強い食品はステインが付着しやすく、加えて酸性度の高い飲食物はエナメル質表面を一時的に軟化させ、着色が定着しやすい状態になります。
タバコのヤニ(タール)
喫煙で発生するタールは粘着性が高く、歯の表面にこびりついて濃い着色汚れとして残ります。
加齢による変化
加齢によりエナメル質が徐々に薄くなり、内部の象牙質の黄色味が透けて見えやすくなります。
2.ホワイトニングの主な種類と選び方のポイント

ホワイトニングには、歯医者で行う医療施術タイプから、自宅で手軽にできる市販製品まで、さまざまな選択肢があります。まずはそれぞれの特徴と、選ぶ際に意識すべき視点を整理しておきましょう。
ホワイトニングは大きく分けて4タイプ。
「オフィスホワイトニング(歯医者で行う)」「ホームホワイトニング(自宅で行う)」「デュアルホワイトニング(両方併用)」、そして「セルフホワイトニング(シートや歯磨き粉など)」です。
どの方法を選ぶかは、即効性を重視するか・コストを抑えるか・自然な白さを求めるかで変わってきます。これを理解することで、無理なく続けられる最適な方法が見つかります。
3.歯医者で行うオフィスホワイトニング

「短期間でしっかり白くしたい」「プロの手に任せたい」という人に選ばれているのが、歯医者で行うオフィスホワイトニングです。高濃度の薬剤と専用機器を用いて、即効性のある白さを実現します。
3-1.オフィスホワイトニングの特徴と流れ
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が施術を行い、薬剤を歯に塗布してライトを照射します。
1回でも効果が実感できる即効性が魅力で、特別なイベント前の駆け込みケアにも人気です。
3-2.値段の相場と費用の内訳
1回あたりの費用はおおよそ10,000円〜70,000円。医院によって料金体系は異なり、回数コースや定額プランを設けている場合もあります。
初診料やクリーニング費が別途発生するケースもあるため、事前確認が大切です。
3-3.効果・持続期間・注意点
オフィスホワイトニングは即効性に優れていますが、効果の持続は3〜6か月程度。
白さをキープするには、定期的なメンテナンスが欠かせません。施術後に一時的な知覚過敏を感じることもありますが、数日で落ち着くことがほとんどです。
4.自宅でできるホームホワイトニング

「自宅で手軽に続けたい」「通院の手間を減らしたい」という方におすすめなのが、ホームホワイトニングです。歯科医院で専用マウスピースを作成し、自宅で薬剤を使って少しずつ白くしていきます。
4-1.ホームホワイトニングの仕組み
歯科医院で自分専用のマウスピースを作り、そこに薬剤を入れて装着します。
毎日2時間ほど使用し、2〜3週間かけてじっくり白くしていくのが特徴です。
4-2.費用とコストパフォーマンス
相場は20,000〜50,000円ほど。初回にマウスピースを作れば、次回以降は薬剤の追加購入だけで済み、長期的に見るとコストを抑えやすい方法です。
4-3.効果の出方と持続性
即効性は低いものの、白さの持続は半年〜1年以上と長めです。
薬剤濃度が低いため刺激も少なく、知覚過敏が起きにくい点もメリット。
「自然で透明感のある白さ」を求める方には理想的な方法です。
5.デュアルホワイトニングで白さと持続性を両立

「すぐに白くしたいけど、長持ちもさせたい」という方には、オフィスとホームを組み合わせたデュアルホワイトニングがおすすめです。即効性と持続性の両方を兼ね備えた、最もバランスの取れた方法です。
5-1.デュアルホワイトニングとは
オフィスホワイトニングで歯のトーンを一気に上げ、その後ホームホワイトニングで色戻りを防ぎます。2段階のアプローチにより、白さがより安定して長持ちします。
5-2.値段と効果のバランス
費用は50,000〜80,000円ほどとやや高めですが、1〜2年ほど白さを保てるケースもあります。
コスト以上の満足度を得られるため、結婚式やイベントを控えている方にも人気があります。
5-3.デメリットと注意点
通院と自宅ケアの両方を行う必要があるため、管理の手間は増えます。
また、施術直後に知覚過敏が出ることもあるため、医師の指導のもとで進めることが大切です。
6.セルフホワイトニング・市販製品(シート・歯磨き粉など)

最近は「ホワイトニングカフェ」などのセルフサロンや、市販のホワイトニングシート・歯磨き粉など、自宅で気軽に試せる選択肢も増えています。低コストで始めやすい反面、効果には限界がある点も理解しておきましょう。
6-1.セルフホワイトニングとは?
セルフホワイトニングでは、LEDライトや専用溶液を使って歯の表面汚れを落とします。
漂白というより「クリーニング」に近く、痛みや刺激が少ないのが特徴です。
6-2.値段とコスパ
サロンなら1回2,000〜5,000円ほど。
市販のホワイトニング歯磨き粉は500〜2,000円、ホワイトニングシートは1パック数百円から購入できます。
費用が安く、始めやすいのが最大の利点です。
※ホワイトニングシートは以下のような商品です。

6-3.効果と限界
ただし、医療用薬剤を使用しないため、歯の内部の色素までは分解できません。
数週間〜1か月ほど続けることで、ステイン(着色汚れ)が除去されツヤが出る程度です。
「まずは試してみたい」「気軽にケアをしたい」という方には適しています。
7.ホワイトニングの費用とメリット・デメリット
ホワイトニングを選ぶ際の比較材料として、一般的に知られている特徴を整理します。
費用相場 | メリット | デメリット | |
オフィスホワイトニング | 10,000~70,000 | 1回でも効果を実感できる | 持続性が低い、別途初診料などかかるケースもある |
ホームホワイトニング | 20,000~50,000 | 持続性が高い、コストを抑えられる | 毎日のケアが必要、効果実感にやや時間がかかる |
デュアルホワイトニング | 50,000~80,000 | 即効性+持続性が高い | コストが高い、通院+自宅ケアのため手間が増える |
セルフホワイトニング | 500~2,000 (市販の場合) | コストが低く、気軽に始めやすい | 即効性はない、他に比べ効果実感しにくい |
※上記は一般的な相場・特徴であり、医院によって提供内容は異なります。
8.ホワイトニング後に避けるべき食事と注意点

ホワイトニング後の歯は、見た目にはツルツルでも非常にデリケートな状態です。施術直後に「何を食べるか」「いつから食べていいか」を間違えると、せっかく白くなった歯がすぐに着色してしまうことも。
ここでは、ホワイトニング直後の正しい食事と注意すべきポイントを解説します。
8-1.ホワイトニング直後の歯が着色しやすい理由
ホワイトニングで使用される薬剤(過酸化水素や過酸化尿素)は、歯の表面にあるエナメル質を一時的に開き、内部の着色成分を分解します。
この“開いた状態”の歯は、いわばスポンジのように色を吸収しやすくなっています。
施術後24時間ほどはこの状態が続くため、着色性の高い食べ物や飲み物を避ける必要があります。
8-2.24時間以内に避けたい食べ物と飲み物
ホワイトニング後は「色の濃いもの・酸性の強いもの」を控えるのが鉄則です。
代表的なNG例は次の通りです。
• コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、赤ワインなどの飲み物
• カレー、キムチ、ミートソース、しょうゆ、ソースなどの調味料
• チョコレート、ベリー類、トマト、ほうれん草などの食材
これらは色素が濃く、歯の表面に再付着しやすいため、ホワイトニングの効果を早く失わせます。
8-3.食べてもOKなホワイトニング後の食品
逆に、ホワイトニング直後でも食べやすい“ホワイトフード”を選ぶと安心です。
たとえば、白米、食パン、うどん、ヨーグルト、チーズ、鶏むね肉、白身魚、カリフラワー、豆腐など。
これらは色素が少なく、歯に負担をかけにくいため、施術直後の食事に適しています。
また、飲み物は水や牛乳を中心にしましょう。どうしてもコーヒーが飲みたい場合は、24時間経過後にストローを使って飲むと、歯に色がつきにくくなります。
9.歯磨き粉の選び方にも注意

ホワイトニング後の歯磨き粉は、研磨剤が強すぎるものを避けるのがポイントです。
研磨剤が多いと、エナメル質をさらに削って知覚過敏を起こしやすくなります。
「ホワイトニング専用」「知覚過敏予防」などの記載がある低刺激タイプを選びましょう。
また、施術直後は強くこすらず、やわらかめの歯ブラシで軽く磨く程度にするのが理想です。
9‐1. おすすめの歯磨き粉の例
ホワイトニング後のケアとして、次のような分類の製品が利用されています。
・ホワイトニング専用歯磨き粉(ステイン除去成分配合のもの)
・知覚過敏予防タイプ(硝酸カリウムなどを含むもの)
ホワイトニング後24時間の食事管理を徹底するだけで、白さの持続期間が大きく変わります。
これは、歯科医院の施術でもセルフホワイトニングでも共通する“黄金ルール”といえます。
10.いまみや歯科医院のホワイトニングへの取り組み
当院では、患者さまが安心してホワイトニングを受けられるよう、次の点に配慮しています。
事前検査の実施
口腔内の状態を確認し、必要に応じて虫歯治療・歯石除去などを行った上で施術をご案内します。
薬剤・機器の安全性への配慮
厚生労働省の承認を受けた薬剤等を使用し(※医療広告ガイドライン第4部:広告可能事項「使用機器・設備」に該当)、患者さまの歯の状態に合わせて濃度や照射時間を調整します。
知覚過敏への対策
刺激が出やすい場合には低濃度薬剤や施術間隔の調整をご提案します。
アフターフォロー体制
施術後の色戻り対策やケア方法について説明し、必要に応じて定期的なメンテナンスも行います。
▶ ホワイトニングについての詳しいご案内はこちら
11.ホワイトニングの副作用と安全性Q&A

「ホワイトニングをしてみたいけれど、痛みやリスクが心配」という方も少なくありません。
実際に副作用として知覚過敏が起こるケースはありますが、正しい方法で行えば安全性は非常に高い施術です。
ここでは、ホワイトニングの副作用や痛みの原因、安全に続けるためのポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. ホワイトニングで知覚過敏は起こる?
はい、まれに起こります。
ホワイトニング薬剤が歯の表面に浸透する際、一時的に神経が刺激を受けて“しみる”ように感じることがあります。
これは数時間〜1日程度でおさまる一過性のものです。
知覚過敏が出やすい人は、事前に歯科医院で低濃度の薬剤を使用してもらう、あるいは知覚過敏予防の歯磨き粉(シュミテクトなど)を併用すると良いでしょう。
Q2. ホワイトニングは歯を傷つける?
いいえ、正しく行えば歯を傷つけることはありません。
過酸化水素や過酸化尿素は歯の構造を変えるのではなく、色素を分解するだけです。
ただし、過度な頻度で行ったり、市販の強い薬剤を自己判断で使ったりすると、エナメル質を弱らせるリスクがあります。
Q3. 市販ホワイトニングシートは安全?
市販のホワイトニングシートやペンタイプ製品は、薬剤濃度が低く設定されており、安全性は高いとされています。
ただし、貼り方や使用時間を誤ると、ムラや歯ぐきの炎症を起こす可能性があります。
使用前には必ず説明書を確認し、異常を感じたらすぐに使用を中止しましょう。
Q4. 歯医者でのホワイトニングはなぜ安全なの?
歯科医院では、国家資格を持つ医師・衛生士が歯の状態を確認した上で薬剤を使用します。
濃度・照射時間を個人の歯質に合わせて調整するため、トラブルのリスクが極めて低く、
痛みが出てもすぐに適切な処置を受けられるという安心感があります。
ホワイトニングは、正しい知識と専門家の管理のもとで行えば、安全で効果的に歯を白くできる治療です。
不安な場合は、まずカウンセリングで自分の歯の状態を確認してもらいましょう。
▶ ホワイトニングについての詳しいご案内はこちら
まとめ 〜理想の白い歯を手に入れるために〜
ホワイトニングの値段と効果は比例するわけではありません。
高い施術でも合わなければ効果を実感できず、安価でも継続すれば十分な白さを得られることもあります。
自分の目的・予算・ライフスタイルに合った方法を選び、正しいアフターケアを行うことで、理想的な白い歯を長く維持できます。
ホワイトニングは「一度で終わり」ではなく、継続的なケアが何より大切です。
正しい知識を持ち、信頼できる歯科医師・製品を選んで、あなたの笑顔をより美しく保ちましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の治療効果を保証するものではありません。実際にホワイトニングを検討する際は、必ず歯科医師に相談してください。
いまみや歯科医院
北海道旭川市春光4条9丁目1番1号
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