インビザラインとワイヤー矯正の違いとは?〜費用・見た目・通院回数で徹底比較〜
- いまみや歯科医院スタッフ
- 2025年7月29日
- 読了時間: 11分

「歯並びが気になる」「矯正をしたいけど、どれが自分に合っているのか分からない」──そんな疑問を持つ方が増えています。特に、近年人気の「インビザライン(マウスピース矯正)」と、昔からある「ワイヤー矯正」は、見た目だけでなく費用や痛み、通院頻度など、さまざまな点で違いがあります。
この記事では、それぞれの特徴や違いを分かりやすく解説し、どちらの矯正方法が自分に合っているのかを判断するヒントをお届けします。初めて矯正治療を検討する方にも安心して読んでいただける内容となっています。最後には「よくある質問」もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
はじめに

矯正治療はかつて一部の人が行うものでしたが、今や性別や年齢を問わず身近な選択肢に。まずはその背景を確認しましょう。
1-1.矯正治療の選択肢が増える背景
かつては「銀色のワイヤー矯正」が主流で、子どもや若年層の一部だけが受ける印象がありました。しかし最近は、大人の矯正希望者も増え、「見た目を気にせず治療したい」「できるだけ快適に治療したい」といった声が高まっています。
この流れの中で誕生したのが「マウスピース矯正(インビザライン)」です。透明で目立ちにくく、自分で取り外せる手軽さが大きな魅力となり、人気が急上昇しました。
1-2.本記事の目的と比較軸の紹介
この記事では「インビザラインとワイヤー矯正、どちらが自分に合うのか分からない」という方に向けて、以下のポイントに注目して比較します。
・見た目
・痛み
・食事制限
・通院頻度
・適応症例の違い
・費用と保険適用の有無
これらを一つひとつ丁寧に解説し、納得のいく矯正治療選びをサポートします。
2.インビザライン(マウスピース矯正)とは

目立ちにくく、取り外しも可能です。新しい矯正スタイルとして注目されるインビザラインの基本情報を詳しく解説します。
2-1.基本的な治療概要
インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯を徐々に動かす治療法です。約1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ理想の歯並びに近づけていきます。
金属を一切使わず、話している時もほとんど目立たないため、仕事や接客などで人と接する機会の多い方にも選ばれています。
2-2.適応症例と使用条件
インビザラインは、軽度から中程度の歯並びの乱れ(たとえば前歯のすき間や軽い出っ歯など)に適しています。ただし、骨格的な問題や重度の不正咬合には不向きな場合もあります。
また、マウスピースは1日20〜22時間の装着が必要です。「取り外しができるから楽」と思いがちですが、決められた時間を守らないと治療が予定通り進まなくなってしまいます。
2-3.自由診療と保険適用
インビザラインは自由診療にあたります。つまり、健康保険は使えず、費用はすべて自己負担となります。価格は80万円〜120万円ほどが一般的ですが、追加の装置や再計画が必要になると費用がかさむこともあります。
3.ワイヤー矯正とは

昔からある矯正治療として知られるワイヤー矯正です。技術の進化により、今では目立ちにくいタイプも登場しています。
3-1.基本的な治療概要
ワイヤー矯正は、歯の表面に小さな「ブラケット」という装置をつけ、そこにワイヤーを通して力を加えて歯を動かしていく方法です。
一般的には金属製ですが、見た目が気になる方には白や透明のセラミック製のブラケットもあり、目立ちにくい工夫もされています。
3-2.適応症例と治療の進め方
ワイヤー矯正は、軽度から重度まで、ほとんどすべての症例に対応できます。顎の位置がずれているような骨格的な問題も、外科矯正と組み合わせて治療することができます。
歯科医師が直接ワイヤーを調整するため、複雑な動きが必要なケースでも対応しやすいという利点があります。
3-3.保険適用と自由診療の違い
一般的には自由診療ですが、「顎変形症」など厚生労働省が定める条件を満たすと、保険が適用されるケースもあります。保険適用を希望する場合は、矯正歯科医院で事前相談が必要です。
3-4. ワイヤー矯正のメリットとデメリット
矯正治療の選択肢の一つとして、実績のある「ワイヤー矯正」があります。
その大きな特徴は、幅広い症例に対応できる点です。軽度の歯並びの乱れから、外科的治療を伴う複雑な不正咬合まで対応可能です。
また、歯科医師が直接ワイヤーを調整することで、細かな歯の動きにも柔軟に対応できます。長年の臨床実績があり、標準的な治療法の一つとされています。
一方で、装置が目立つことや、食事制限・違和感などの負担もあります。
ガムや硬い食品は避ける必要があり、食後の丁寧なケアも重要です。調整後に痛みが出ることもあります。
このように、ワイヤー矯正には多くのメリットがある一方で、生活への影響も考慮が必要です。ライフスタイルやお悩みに応じて、歯科医師と相談の上で治療法を選びましょう。
4.インビザラインとワイヤー矯正の違い

ここでは「どっちがいいの?」という疑問に答えるために、6つの視点から両者の違いを詳しく解説します。
4-1.見た目の違い
インビザラインの最大の特徴は「ほぼ透明」であることです。人と話す仕事や、写真を撮る機会が多い方でも、目立ちにくくストレスを感じにくいのが魅力です。
一方でワイヤー矯正は、ブラケットやワイヤーが見えるため、笑うと金属がちらつくことがあります。ただし、白や透明の装置を使えば目立ちにくくすることも可能です。
4-2.痛みの感じ方の違い
インビザラインは1枚ごとに少しずつ歯を動かすため、痛みが出にくい傾向があります。とはいえ、装着直後は締めつけ感があり、最初の数日は違和感を覚える方もいます。
ワイヤー矯正は調整のたびに強い痛みを感じやすく、食事や会話がしづらい期間が続くこともあります。
4-3.食事制限と日常生活への影響
インビザラインは、食事や歯磨きの時にマウスピースを外すことができるため、食べ物の制限がありません。普段通りの食事が可能です。
ワイヤー矯正では、装置が歯に付いたままのため、粘着性のある食品や固い食べ物(ガム、キャラメル、せんべいなど)は避ける必要があります。
4-4.通院頻度とメンテナンス
インビザラインは、まとめて数枚分のマウスピースを渡されることが多く、1〜2ヶ月ごとの通院が一般的です。自己管理がしやすい反面、歯科医師の目が届きにくい期間が生じることも。
ワイヤー矯正は、月に1回の頻度で通院し、ワイヤーの調整や確認を行います。定期的に歯科医師が状態をチェックするので、安心感があります。
4-5.適応症例の幅
インビザラインは技術の進歩により適応範囲が広がってきましたが、それでも複雑な症例や顎のズレを伴うものには不向きです。
ワイヤー矯正は、ほとんどすべての症例に対応でき、矯正方法としての「万能型」といえます。
4-6.治療費と費用の目安
インビザラインの費用は、一般的に80〜120万円程度と言われています。マウスピースの再作成が必要になった場合は追加費用がかかる場合もあります。
ワイヤー矯正は60〜100万円程度が目安ですが、症例や装置の種類によって差が出ます。なお、いずれも自由診療であるため、保険適用外となるケースが多く、自己負担となります。
5.矯正方法選びのポイント

選択肢が増えたからこそ、「自分にとって本当に合っているか」を見極めることが大切です。ここでは、治療選びに役立つ3つの視点をご紹介します。
5-1.ライフスタイルに合った選択
矯正治療は短くても半年、長ければ2年以上かかることもあります。その間、どれだけ生活にストレスなく続けられるかはとても重要です。
たとえば、営業や接客などで「口元の見た目が気になる」という方は、透明で目立ちにくいインビザラインが向いているでしょう。一方で「毎日きちんと装着する時間を守るのが難しそう…」という方には、取り外しができないワイヤー矯正のほうが、結果的にスムーズに治療が進むこともあります。
5-2.治療期間・費用面の確認
矯正には決して少なくない費用と時間がかかります。治療前に「トータルでいくらかかるのか」「追加費用は発生するのか」など、明確に聞いておくことが大切です。
インビザラインはマウスピースの作り直しや追加費用がかかる場合もあります。一方、ワイヤー矯正は比較的費用が一定しやすいですが、装置の種類(目立ちにくい白いブラケットなど)によって価格が上がることもあります。
治療期間についても「平均は1年半〜2年」といった大まかな目安ではなく、自分の症例でどのくらいかかりそうか、見積もってもらうと安心です。
5-3.担当歯科医師との相談の重要性
ネットやSNSの情報だけで判断するのはとても危険です。同じ「出っ歯」や「ガタガタの歯並び」でも、骨格や歯の位置によって治療法はまったく異なるからです。
歯科医師とのカウンセリングでは、「なぜその治療法が勧められるのか」「ほかの選択肢はあるか」「リスクは何か」など、しっかりと説明を受けましょう。
5-4.矯正治療を始める前の「無料カウンセリング」の活用術
矯正治療を検討するうえで、初回の無料カウンセリングはとても重要なステップです。自分の歯並びや噛み合わせの状態を歯科医師に確認してもらうことで、治療法の選択肢や大まかな治療計画、費用などを把握することができます。
いくつかの歯科医院で説明を受けて比較検討することで、自分に合った治療法や信頼できる歯科医師と出会うきっかけにもなります。疑問や不安を持ったまま始めるのではなく、納得してスタートするための第一歩として積極的に活用しましょう。
6. 矯正治療後の保定期間について

矯正治療が終わったからといって、すべてが完了したわけではありません。歯は、時間とともに元の位置に戻ろうとする「後戻り」の性質があります。この現象を防ぐために必要なのが「保定期間」です。ここでは、保定の重要性や装置の種類、装着期間の目安について解説します。
6-1. 歯並びの後戻りを防ぐ「保定」とは?
矯正治療が終了したあと、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐために保定装置(リテーナー)を使う必要があります。この期間を「保定期間」と呼び、歯並びの安定にとって非常に大切なステップです。保定を怠ると、治療効果が十分に維持できないことがあります。
6-2. 保定装置の種類と装着期間の目安
保定装置には、取り外し可能なマウスピース型と、歯の裏側にワイヤーを固定するタイプがあります。装着期間は一般的に1年から3年程度で、最初の数ヶ月は1日20時間以上の装着が必要なことが多く、徐々に夜間のみの装着へと移行します。
装着方法や期間は個人差があるため、歯科医師の指示に従うことが大切です。
7. 矯正治療を成功させるためのヒント

矯正治療は、ただ装置を装着するだけで終わるものではありません。日々の心がけやメンテナンスの習慣が、治療効果の定着や長期的な歯並びの安定に直結します。ここでは、治療期間を前向きに乗り切るためのコツや、治療後のアフターケアの大切さをご紹介します。
7-1. モチベーションを維持するために
矯正は長期にわたる治療です。途中で挫折しないためにも、自分の変化を記録することがモチベーション維持に役立ちます。写真で経過を残したり、小さな目標を設定したりして、達成感を感じながら進めるのも効果的です。
7-2. 定期的なメンテナンスの重要性
治療中はもちろん、治療後の保定期間中も定期的な通院が重要です。歯の動きや装置の状態を確認し、トラブルを早期に防ぐことができます。矯正治療は歯科医師との二人三脚で進めるもの。定期的なチェックを通じて、理想の歯並びを確実に維持しましょう。
よくある質問(FAQ)

患者さんからよくいただく質問を、わかりやすくQ&A形式でまとめました。
Q1:インビザラインは仕事中に外しても大丈夫ですか?
A: 原則として1日20〜22時間の装着が必要です。食事や歯磨きの時以外は基本的に装着しておくことが前提です。会議や接客など一時的に外しても構いませんが、その分を別の時間でカバーするよう意識しましょう。
Q2:ワイヤー矯正は本当に痛いですか?
A: 痛みの感じ方は人それぞれですが、ワイヤーを調整した翌日は「歯が押されているような違和感」や「食事しづらい」ことがあります。数日で和らぐ場合が多く、鎮痛剤で対処できる範囲です。
Q3:インビザラインの清掃は面倒ですか?
A: 専用の洗浄剤や流水下で簡単に洗えます。歯磨きと一緒に朝晩行えば、そこまで大きな負担にはなりません。飲食の後は口をゆすぐなど、衛生管理に少し気を配る必要があります。
Q4:矯正治療中に虫歯になったらどうなる?
A: 矯正中でも虫歯治療は可能です。ただし、インビザラインの場合は一時的に治療を中断しなければならないことがあります。ワイヤー矯正は装置の一部を外して治療することになります。
Q5:子どもでもインビザラインは使えますか?
A: 子ども向けの「インビザライン・ファースト」などのプログラムがあります。ただし、子どもが自分でマウスピースを管理する必要があるため、年齢や性格によっては向き・不向きがあります。
まとめ
矯正治療を成功させる第一歩は、「自分に合った方法を見極めること」。本記事の比較ポイントを振り返りながら、選択のヒントを整理します。
インビザラインは「目立ちにくく治療したい」「食事を普段通り楽しみたい」人に適した選択肢です。ただし、装着時間を守る自己管理が必要で、対応できる症例には限りがあります。
ワイヤー矯正は「どんな症例にも対応しやすい」「歯科医師にすべて任せたい」人に向いています。ただし、見た目や食事制限、痛みなど、ある程度の我慢が求められます。
どちらも一長一短がありますが、大切なのは自分の生活にフィットすることです。そして、その選択をサポートしてくれる歯科医師と出会うことです。
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